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熊本地震災害ボランティア#1(熊本県御船町)

広島ブログ
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4月29日の朝より広島から移動開始し、昼過ぎに熊本市に到着。
熊本城の無残な状況がTVで頻繁に流れていた為に、どんなひどい状況になっているのだろうと不安を抱えながらの車の運転。
熊本市に入る50km手前の道の駅で話を聞くと「この辺は揺れたけど被害はなかった、ここから1時間走れば被災していない家がないぐらい被害がでている」と言っていたので、断層の近辺での被害が大きいのではと思えた。
熊本市に入る手前10kmになると看板が斜めになっているのが見られ始めた。
熊本城は確かにTVのとおりひどい状況だったが道行く人達は以外と普通な感じを受けた。
熊本市ボランティアセンターで状況を聞くと9時にボランティア受付開始し被災者からの800人の要望は9時30分には締め切りとなりっている。
ボランティアセンター周辺にはボランティアに来たのだけれどボランティア活動の出来なかった人達がちらほら見受けられたので、ボランティア活動に参加される方は事前に各ボランティアセンターに状況の問い合わせを行った方がいいです。
熊本市内のビルを見ると外壁のタイルが剥がれて落下していたので、大きい地震の場合、慌ててビル内からビル外に出るのは避けた方が懸命だと思った。

ボランティアの数がオーバーフローしている状況なので、不謹慎かもしれないが九州観光に切り替える事にした。

5月1日、帰広することにした。

鹿児島から九州自動車道を上って行くと熊本県八代市から高速道路の起伏が大きくなり100km以上のスピードで走行すると車体が完全に浮くのではないかと思うほど。
震災の影響で高速道路も渋滞し、御船ICで一般道に下り熊本市を抜けようとすると国道443号線も渋滞。
御船市で高速を降り一般道を走りながら感じた事は熊本市よりも被害が大きい。
セブンイレブンの従業員に話を聞いてみろと「本震は5分~10分揺れが続き、生きた心地がしなかった」と言っておられた。
御船町災害ボランティアセンターの場所を探し、話を聞いてみると「男手が足りていない」もうこの言葉を聞くと帰る訳にはいかない。
翌日ボランティアセンターに登録し、上写真のお宅に塀のブロック撤去のお手伝いをさせていただいた。
このお宅の状態で「全壊に認定されない為に補助金や仮設住宅への入居の優先順位が下がったりと住めない状況で半壊はないだろう」とおっしゃっていた。
今まで車で寝泊まりをしていたが、余震や窮屈で眠れないので、写真の左の建物で現在は寝ているそうだ。

真ん中の写真は塀のがれきを捨てに行った時に熊本地震で発生した一般ごみ以外を持ち込む廃棄場所。膨大な廃棄物が積まれており、外部の人間が外から眺めただけでは地震の被害は解らないと思いしらされた。
廃棄場所の近くにあるお墓は倒壊して無残な姿となっていた、先祖のお墓を綺麗にしている事を思うと涙が出そうになる。

今回一緒のGrでボラんティアに参加したメンバーは神奈川・長野・大阪・佐賀・熊本といろんな県から集まっていた。
中には女の人が一人が参加しているのも見かけた。
皆、やさしい。

僕は1日お手伝いをさせていただいただけだが、5月6日まで作業を手伝う方もおり、本当に頭が下がるばかりです。

下の写真は益城町(一番被害がひどいと思われる地域)の倒壊した家。

最後に被災した方々が、一日でも早く前の生活が取り戻せるよう心から願うばかりです。
by akira-hitahita | 2016-05-03 17:33 | ボランティア
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