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九州北部豪雨災害ボランティア#1(大分県日田市・福岡県朝倉市)

広島ブログ
7/15(土)の夜、広島を出発し途中仮眠を取りながら大分県日田市に到着。
日田インターを降りてすぐTVで見た災害の現場に遭遇
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走行距離は350km、熊本と比べると50km短いので少し楽。
日田駅まではナビ無しの僕でも到着できたのですが、日田駅から徒歩15分の日田ボランティアセンターの場所が解らない。
そんな時、コンビニでなんか見覚えのある眼鏡君を発見。
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日田ボランティアセンターに到着すると熊本で一緒に活動させてもらった御船ボランティアのメンバーさんも出勤。
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暑さと睡眠不足で熱中症のリスクが上がっているので今日は軽めのニーズをと思っていたのですが、御船ボラのメンバーさんに引っ張られ日田市の中で被害の大きいと言われている大鶴町に行くことに。
大鶴町の状況
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ボランティアの内容は床下に堆積した粘土状の土・庭に堆積している土砂の除去等。
リーダーさんが気を使ってくれたのか炎天下をさけ床下に入った粘土状の土(厚さ5~10cm)をスコップで除去し家入口の一時保管場へ。
その後は床下に潜る人(通称モグラ)がいないという事で助っ人としてモグラに。
開口部より粘土状の土を除去しながら2m進むと、その先は水道管が邪魔していけなくなりました。
床を開口し粘土状の土砂を除去するのか?そのままの状態で放置するのか?現段階で判断できないので作業は中止。
その後は床下に一緒に潜った大分の大工さんと一緒に床下回りのお掃除をして終了。
さすが大工さん丁寧な仕事します、また一緒に活動したいと思える方でした。
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外回りをした方は大変だったと思います。
重労働+炎天下という過酷な条件の元での作業ほんとお疲れ様です。
最後に頂いたスイカのおいしかった事、今までに食べたスイカの中で一番かもしれないです。

7/18(火)日曜日の作業で筋肉痛、1日お休みをいただいたおかげでかなり体力も回復。
今日は頑張ろうと思っていたのですが降水確率が高い為どこのボランティアセンターも休止となっていました。
1時間ほどふて寝し知人から聞いていた福岡県朝倉市杷木町に行ってみる事に。
ここはまだ自衛隊がバンバン活動されていて町中、砂埃だらけ。
日曜日に行った日田市大鶴町は川の氾濫による災害だったのですが、ここは山崩れにより床下には粘土状の土(厚さ20~30cm)道路や家周辺には1mを超える土・木・石がいたるところにあり広島の土砂災害を思い出します(広島の土砂災害よりも土石流の量は多いと感じます)
朝倉市杷木町の状況
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ボランティアセンターでは活動を中止していますが、そこに住んでいる方々はもちろん作業しています。
二軒のお宅に『なにか手伝う事はありますか?』と話かけてもあまりいい返事はもらえず(ボランティアを装った悪者もいるので仕方ありません)
そうしているとボランティアの服を着た数名の方が作業されていたので(九州キリスト災害支援センターの方々)手伝わしてもらう事になりました。
いざ作業を開始しようとすると今度は区長さんが『大雨警報が出そうなので作業を中止してくれ』と言ってきた為、作業中止、今日はボランティアするべきでない日なのだと諦めました。
帰り支度をしていると九州キリスト災害支援センターから『他のNGOの手伝いがある』と声をかけていただき、お手伝いする事に。
まずはNGOの拠点を作る為の敷地の泥出し~高圧洗浄機での清掃。
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ある程度片付いたところで隣の家屋の泥だしのお手伝い少々、で今日の作業は終了。
家屋周辺
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家屋の中の状況
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床下にはまだ取り除かれていない粘土状の土
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途中、大雨が降ってきて川が増水、川でない場所も川のように水が流れていて恐怖を感じます。
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九州キリスト災害支援センターの中には香港から4名の方がこられていて(泊まり以外は全て自腹)ほんと頭が下がるばかり香港で大きい災害が発生した時はボランティアに行かなければと思えました。

7/19(水)日田市内のお宅の外回りの掃除。
一見このお宅のどこが災害にあったのか?と思うほど綺麗なお宅ですが増水によりあふれた水が道路より低いこのお宅に流れ込み床上1mまで浸水したそうです。
概にボランティアが入って床下の粘土状の土は撤去済みなので、窓枠に残った土や網戸の掃除及び外回りの掃除を行いました。
このお宅はご主人とおばあちゃんの二人暮らしでおばあちゃんは体が悪く、ご主人一人で家の片づけをされていてボランティアを依頼されたそうです。
ボランティア終了後に気になっている床下の泥が一部の部屋しか取り除かれていない事、壁も一度汚泥が流れると中の断熱材が腐食するので一度ははがして乾燥させないとよくないという事を伝えて終了。
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今回いろんな方とお話させていただいたなかで『広島からボランティアに来られている人は多いけどなんで?』という質問を何度か受けましたが返答できず・・・。
よくよく考えると原爆投下から復興した時の血が流れているからなのかな?

今現在、広島では九州北部豪雨災害のTV放送は週に2・3度しか行っていませんが、まだまだボランティアの力が必要な状況が続いています。
あるボランティアさんはこの夏休みに大勢の学生さんがボランティアに入るかどうかで復旧のスピードが全然変わってくると言ってました。
少しでも早く復旧する事を祈るばかりです。

最後に今回のボランティアでお世話になった各施設。
道の駅うきは⇒広島県の道の駅と比べても地元の野菜の量が半端なく多く、しかもかなりお得、ここで買った野菜で毎日ごはんを食べたら健康になるでしょうね。
筑後川温泉リバーサイドつるき壮⇒『ボランティアに参加していただいた』と無料でお風呂を貸してくれました、感謝です。
かんぽの宿 日田⇒ボランティア参加者には無料でお風呂で提供してもらってます、感謝です。

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by akira-hitahita | 2017-08-01 22:04 | ボランティア
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