西日本豪雨災害ボランティア#2(坂町・坂町小屋浦)

カメラ
7/20(金)
中区より坂町のボランティアセンター(ボラセン)まで、う回路を通りながら1時間半、出勤時間と重なった為か混んでいます。
今回は坂町浜宮、海も近く、この平地でボランティアが必要ほどの被害は無いのでは?と思っていました。
依頼内容は屋外の土砂及び被災ゴミ撤去。
ご主人が指示を出しますが、おばあちゃんはご主人が言った以外の小さい案件を興奮気味で言ってきます。
明日までに被災ゴミ・土砂は出さないといけないと言われているそうで、ご主人も焦っていて『以前入ったボランティアさんにもおばあちゃんは無視してくれと言った』と言うのですが、おばあちゃんの言っている事も間違っていないので『おばあちゃんの案件は僕が対応します』と言って隅の土砂撤去も進めます。
おばあちゃんと話ながら作業をしていると家族に対する小言も言ってきます、溜まっているんでしょうね。
作業時間は午後3時まで、猛暑の為10分作業10分休憩、でもおばあちゃんはなかなか休憩せず、しゃべるか作業するかどちらか、タフですえね。
ご主人と作業をしているとおばあちゃんへの小言を、結局4時間作業のうち1時間は小言への対応でしたが第3者にしか話せない事、聞くのも重要な仕事です。
午後の作業を終え集会所に帰ると冷やしたタオルが用意されています。
タオルは各家庭に持ち帰り洗濯して再利用すると、もう少し大切に扱わないと反省です。
今回のメンバーの中には日本在住30年のアメリカ人の方もいます。
昼からの作業中にご主人から『押入れの片づけもしたいけど、おばあちゃんに自分でするから手を付けるなと言われた、急いでいるのに』と。
家の中を見ると畳は廃棄されていて床下は剥ぐられていない、屋外の土砂は高さ20cmなので床下にも土砂が入っている可能性があります。
家の中で休憩しているおばあちゃんに『家の中、見せてくださいね』と言い『床下に泥が入ったら、おじいちゃんが20年前に建てた家がダメになるけん床下を早く処理せんと、その前に押入れの整理をせんと床下も出来んよ』と説明すると『息子に言うて、息子が考える事じゃけん』???
息子さんを呼んで2人に再度、説明し『おばあちゃん、押入れ見てもええ』、『見てもええけど開かんよ』と、少し傾けながら押すと開きました。
2段に積み上げられたプラスチック箱の下側には満タンに水が入っています。
『おばあちゃん、この水は汚水も入っているので洗っても着れんよ』と言うとおばあちゃんスイッチが入ったのか『もう捨てて』と。
おばあちゃんの気が変わらないうちに急いで捨てます。
床板が一か所、ネジで止められていたので外すと10cm程度の泥水、土砂の堆積は極少量でした。
アメリカ人の方も『おばあちゃん、すごい、おばあちゃん』とよくフォローしてくれます。
作業終了後に帰ろうとすると誰かが『写真撮りましょう』と。
てっきりボランティアさんから発言だと思っていましたが、なんとご主人から。
皆さんいい笑顔です、これを気にもう少しだけ仲良くしてもらえたら嬉しいです。
a0298444_19573985.jpg


7/21(土)
今回は前回、作業したお宅に入ろうと思い小屋浦へ。
サテライトに向かう途中、小屋浦の中で浸水高さ2mの地域、ウインドサーフィンで一緒に遊んでいたガス屋の息子さんのお宅もあります。
一度逢いたいけど、いつも現地集合だったので電話番号は知らない、地元の人に聞くと自宅の被害もあったけどガスの復旧で忙しく自宅は手が付けられていないと。
a0298444_15154162.jpg

スコップを借りる為にサテライトに行き『前回入ったお宅に入りたい』と言うと『一か所の地域にボランティアが集中していると会議で意見が出た、今日は海側の地域を重点的に行うので入らない方がいい』と。
いろいろと内情ありますが確かにそうですね。
とりあえず様子だけ見に行くとお父さんと近所の方、二人が休憩しながら、どういう順序で片づけるか検討をしています。
一番急がないといけないのは床下の泥出し、このお宅は最低2つの部屋の床下の泥出しがあります。
床上の泥出しを行う為の通路を確保しようとしていますが道幅が狭くあまり機能しない可能性がある為、2つの部屋のうち一部屋は床下の泥出しをしても残作業の障害にはならないという結論に至りました。
あとは世間話、会社の先輩が小屋浦にいた事、よく小屋浦の浜でウインドサーフィンをしていた事、その浜は昔、海の家や温泉もある賑やかな海水浴場だったそうです。
小屋浦でも2階に泥棒に入られた形跡があり2人が捕まったとか。
以前も水害が発生した事があり石碑に記されているそうです。
サテライトに帰り小屋浦の海側のお宅へ。
依頼内容は土嚢撤去なのですが、裏側には深さ1mほどの土砂があり、こちらも撤去。
10分ごとに休憩していますが、腰も痛く熱中症も心配です。
キャシャな女の人はスコップで元気よく作業していて『力は無いけどパワーはあると』???
土砂撤去は1割程度しか終わらずに今日の作業は終了。

熊本地震から一緒に作業をしている御船ボランティアのメンバーも竹原で活動されています。
熊本地震ボランティアの時によく熊本のボランティアさんから『ありがとうございます』と言われる事があり、勝手に来ただけなのに何故?と思っていましたが、確かに自分が住んでいる県が被災したら素直にこの言葉って出てくるものなんですね。
ゲストハウスCarpeTVでボランティア参加者は宿泊料500円、詳細は電話で確認ください。
[PR]
# by akira-hitahita | 2018-07-30 23:49 | ボランティア | Comments(0)

西日本豪雨災害ボランティア#1(呉市安浦町・坂町小屋浦)

カメラ
7/15(日)
西日本豪雨災害で被災した広島東湾沿岸はウインドサーフィンで遊んでいた浜が多く、とてもゆかりのある地域。
どの地域のボランティアに入ろうか迷ったあげく広サテライトへ。
広サテライトは立ち上がったばかりで運営のお手伝いとして静岡のボランティア経験者もいましたが、とても機能している状態とはいえない(広サテライトは現在閉鎖となっています)←土日運営に変更。
広サテライトから近い呉市広小坪も土砂崩れによる家屋の被害があるそうですが情報がつかみきれていない為、呉市安浦町へ派遣となりました。
安浦サテライトの参加者・運営側共に10代~20代の方が多く、駐車場にある車の台数を見るかぎり、かなりの参加者数です。
依頼内容は屋外の粘土層の土砂撤去(厚さ5cm程度)、屋内は持主が既に床板を剥がし送風機で乾燥させている状態、ご主人がこの方法でいいのか?という疑問をいだいていたので『他県の災害でも同様の処置をしています』と説明し作業開始。
20分作業10分休憩で作業を進めていきますが、途中、息が荒くなり体温も上昇していたので自主的に休憩、あまり根詰めると、すぐに熱中症にかかりそうです。
一緒に作業した男子高校生は走り幅跳びで県の上位者、にしてはつかみどころの無い面白いキャラクター、手押し車(ネコ)の運搬係を指示し運んでいる途中に『右側に土嚢が寄りすぎ』とほざくので『ほんじゃあ、左側に土嚢を追加しちゃろうか』とこきつかいながらの作業、ネコの使い方もすぐに要領を覚えていきます。
島根の息子さん(小学生)も頑張っていましたが途中で疲れていたので休むように指示。
なかなか手を止めない、男の子なので悔しいでしょうね、ほんといい子です。
お向かいの家を見させてもらうと床から1.6mの位置まで水がきていました。
昼休憩中に作業をした家の周辺を撮影、休憩が終わると各家屋に6名程度のボランティアが入っています。
a0298444_17304229.jpg

浸水した家屋はどこも川にかかる橋に木等が引っ掛かり、あふれ出たどろ水により浸水している。
a0298444_17361836.jpg

海抜が下がっているので安浦駅方面の方が被害が大きい。
a0298444_17382927.jpg

今回のメンバーさん。
a0298444_23301707.jpg

島根の親子は『失礼かも知れないけど被災した地域を見てみたかった』と。
被災した地域を見に来るだけでも全然OKだと思います、まずは被災した地域をしっかり見て自分が被災した時はどうすればという事を考えておかないと助かる命も助かりません。
行政がうんぬん言う前に自分の命は自分で守るという意識が今一番必要な事だと思います。
安芸灘大橋は通行無料、やすらぎの館は入浴無料。

7/16(月)
実家のとびしま(呉市豊島)の状況。
安芸灘大橋を通行後、う回路(標識あり)を通りながら大崎下島の大長までは行けましたが、その先は解りません。
愛媛県岡村島へは土砂崩れの為、通行止め。
想像以上に道路上には取り除かれた土砂跡が多く、中には民家?小屋?に流入しているのでは?と思う場所もあります。
島の土木会社が一生懸命、土砂除去作業を頑張っています。
とびしま方面は一部断水はあったのですが呉市・竹原市から水を引いている為に大きな断水にはならなかったと。
食料も1週間程度では大丈夫だがもう1週間長引くとやばかったと。

7/17(火)
実家を朝6時半に出発し呉市に到着したのが10時、出勤時間と重なった事もありますが想像を超えています。
10時半に坂町小屋浦に到着しサテライト付近のふれあいセンターでサテライトの場所を聞いても坂町のボランティアセンター(ボラセン)に行ってくれと。
もう時間もない為、坂町のボラセン行きは諦め、川沿いを上流に向けて歩いていきましたが想像以上にひどい状況になっています。
a0298444_20103405.jpg

何度か通った事のある道が見当たりません。
一階が2mほどの土砂で埋もれた民家の前で話している人がいたので話を聞いていみると被災当日は屋根に上がって雨に打たれながら一晩を過ごし隣のお兄ちゃんが何度も『大丈夫ですか』と話しかけてくれたと。
『先日も親戚が手伝いに来てくれたけど何をしてええもんか解らん』
家の1階に入らせてもらうと少し斜めに傾いた柱もあり『保険屋さんの判断を待って、この家に住めそうだったら家の中の土砂撤去をボラセンに依頼して人力、可能なら小型の重機を入れて土砂出し、今出来るのは貴重品を探すぐらい、出来るかぎり休んだほうがいい』と説明すると『そういう事を教えてくれる人もおらん』と涙を浮かべ『少し安心した』と、もらい泣きしそうになります。
その後は付近で『手伝いましょうか』と2~3件に声をかけ断わられましたが、ふれあいセンター後ろにサテライトがあると判明。
行ってみると確かにサテライトがあります。
発災から間もない事もありますが、どこのボラセンも情報伝達がうまく行っていない気がします。
サテライトは実質、ロハス阿蘇?の方が取り仕切っていて拠点はサテライトから川沿いを上流に上った公園内にあり昼一から活動スタートとなりました。
依頼内容は屋内の土砂出し。
屋内には床上から40cmの土砂、ご主人と息子さんを含め総勢7名、昼から2名追加したこともあり作業スピードが上がったようで皆さん『ノルマの一部屋の土砂出しが終わる目途がついた』と言っています。
坂ボラセンから派遣された3名はサテライトに迎えが2時半に来るので2時には作業終了。
一番若手の彼は2時に切り上げるのが悔しいらしく、残ろうとするのですが『明後日もこのお宅に来るのだから今日は帰ってゆっくり休んだ方がいい』と言って帰しました。
熱くていい子です。
残ったメンバーで30分ほど作業して終了後、煙草を皆で吸っている時にバケツに浮かべたスイカを発見し、神奈川から来た人に『ひろしまのスイカは中身が紫なんよ、知っとる?』と嘘をつき、その話を聞いた息子さんが近くにいた記者に聞こえるように『中身が紫のスイカが・・・』と言い出し、この紫のスイカで小屋裏に人を集めようと笑っていました。
a0298444_05103272.jpg

実際、この日ボラセン経由でボランティアに入ったのは十数名、消防・警察がまだ捜索されている状況だからか全然ボランティアが足りていません。
『家から見える上流を撮影してもいいですか?』と尋ねると『どうぞどうぞ』と言うので撮影しようとするとピーズサインでカメラに割り込んで来るのでくる息子さん、あえてこの写真を投稿します。
a0298444_05143758.jpg

『こういう時こそアホな事を!』と息子さん、ナイスガイです!
この家には再度、入ろうと思います。
帰り道、神奈川の人と話をしていると偶然、同じ会社だと判明し、びっくり。
公園に帰り一服していると見たことのある顔が。
大分県日田市のボラセン代表者の方、支援物資を届けたついでにお手伝いしていると、ほんとありがとうございます。
アジアンリゾート・スパシーレお風呂+簡易宿泊所、ボランティア参加者は若干の割引があるという話ですが、実質2500円払ったそうです。

[PR]
# by akira-hitahita | 2018-07-21 05:52 | ボランティア | Comments(0)

西日本豪雨災害(広島市)

カメラ
7/6(金)
未明から降り続いた雨で会社内では最大20cmの冠水(排水施設が2→1か所に削減されたのが影響?)していたが会社外の冠水は無し。
帰宅時は異常な渋滞と異様なサイレンの音が鳴り響いていた。
広島市中区では昼過ぎより避難指示が出ていたが、たかだか梅雨前線、しかも2014年8月20日に発生した広島土砂災害(死者74名)当日の状況と比べても災害が起こるレベルの雨ではないと思っていた。
家に帰りTVを付けると各地で行方不明者が出ていると・・・。

一夜明け、中区周辺でも50cmの冠水があった場所もあったそうだ。
自宅から7kmほど離れた広島湾東沿岸がまさか、こんな状態になっているとは・・・。

7/7(土)
知り合いに電話をかけて安否確認をしたが災害現場付近の知り合いの家の被害無し。
昼過ぎに会社から電話があり昨夜、車での帰宅中に道路が寸断し、雨の中数人で夜を明かしレスキューされたと。

災害発生後、県外の友人から沢山の安否確認を頂き、『支援物質が必要なら』と言ってくれる人もいた。
熊本県御船町社会福祉協議会の方も心配をして電話もくれた、ほんと皆やさしい。

7/8(日)
九州の知り合いから電話があり『知人のトラック運転手が三原付近の国道でひどい渋滞に巻き込まれ疲労困憊、付近で2連結の大型トラックが休憩出来るスペースがないか』と。何度か電話でのやり取り後、トラック運転手に直接、電話を掛けると知り合いのトラック運転手が九州に帰れるルートを見つけたそうで、ひと段落。
実家(広島県呉市豊島)では家・人の被害はないものの土砂崩れにより電柱が何本か倒れているそうだ。
幸い、電気・水道は生きていて、残るは食料のみ。
『畑のきゅうりを食べとる』と笑いながら、島の人って強いと思った。

7/9(月)
会社は広島湾西部にある為か広島湾東沿岸の住人は少なく、1階に土砂が流れ込んだ家は1軒のみだった。ひどい渋滞の為、通常1時間の通勤時間が8時間かかっている従業員もいた。

[PR]
# by akira-hitahita | 2018-07-14 06:16 | ボランティア | Comments(0)

熊本地震災害ボランティア#10(御船町)

カメラ

6/16(土)
約8ヶ月ぶりの熊本県御船町でのボランティア。
家屋解体前の家財等の搬出及び分別(4軒分)が今回のミッション。
役場・社会福祉協議会(社協)・シルバー人材センター(シルバー)・ボランティアを合わせて総勢40名。
1件目は家屋からの搬出、軽トラ4台分。
とにかく暑い、最高気温32℃、広島市よりもいつも2℃ほど高い、梅雨の晴れ間で体が暑さに慣れていないので堪えます。
昼休憩に話したボランティアさんは『広島の人はボランティアによく来てますよね、広島市内の知り合いは多いんですよ』と。
この日は御船町でのボランティアを始めて2回目に逢った東広島のスーパーおじいちゃん(85歳)に2年振りに逢えて嬉しかった。
昼からは一時保管場に集めた家財等に付いた金具類(蝶番・取って)を全て外し家財等を潰していきます。
家具の布を剥がしている時に目がチカチカ、布に付着したカビ等に反応したのか?保護メガネをかけないと危険です。

夜は社協・シルバー・ボランティアで熊本市内で飲み会。
時々、逢っている人、体を壊してボランティアから遠ざかっていた人、懐かしいメンバーさんばかりで嬉しいです。

6/17(日)
4軒のうち2軒は熊本地震後からほぼ手付かず、虫やカビ等で酷い状況。
今日は昨日の時点で半分しか家財等の搬出が終わっていないお宅に入りました。
午後3時がボランティア終了時間、残作業があれば役場の方が困ることにもなり、昨日の飲み会では社協の方より寸志も頂いていたので気合いを入れないといけません。
家屋の中で一番酷い状況なのは食べ物・水がある場所、虫・カビetcは昨日から入っているメンバーさんが対応していたので助かります。
所有者の家族により事前に必要な物は持ち出されているはずだったのですが、いろんな事情があるのでしょうね、このお宅は必要な物を分別しながら同時に廃棄も行っていきます。
こういう作業を行うと普段から、いらない物は捨てて生活をシンプルにしていく必要があると感じます。
葬儀関係者の話では人が亡くなった時に本当に必要な物は段ボール1箱分だと・・・。
予想よりも順調に作業は終わり、続いて分別、軽トラックへの搬入と全ての作業が終了しました。

最後に今回、参加された方の記念撮影前の一コマ、土曜日だけ参加の方・日曜の昼に帰られた方と写真に写っていない方もいますが、ほんと暑い中ご苦労様です。
a0298444_07305076.jpg


熊本地震から2年が過ぎましたが、ここ御船町では未だに1割の方が仮設住宅で暮らしているそうです。
今回と同状態の家屋は沢山あり、危険な家屋に住み続けている方もいるそうです。
役場は次に地震が来た時に倒壊する可能性があるので家から出る事を進めているそうなのですが、金銭的な理由や、もう年だから知り合いのいる、この場所にいたいという気持ちが強いのか『次の地震が来て下敷きになっても役場のせいにはせんよ』と・・・。

帰りのサービスエリアでライターを借りたついでに話ていると『広島って、いいところですよね、この前、呉に行ったけど近くに島が有って夕日も綺麗でテンション上がって写真を連写しました。九州にないおいしい食べ物もいっぱい』と。
九州に比べて広島って物価は高いし野菜の鮮度もいまいちだしと思っていたので、九州出身の方に言われるとよけいに嬉しいです。

[PR]
# by akira-hitahita | 2018-06-27 20:15 | ボランティア | Comments(0)

あじさい

カメラ

a0298444_02123963.jpg

[PR]
# by akira-hitahita | 2018-06-04 02:13 | スナップ | Comments(0)